狂った世界、止まらない歯車
私と貴方だけの世界。 いつから、こんなに壊れてしまったのでしょうか?
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「突然ですが問題です。何故、私達は閉じ込められているのでしょうか」
ありすと楓は予言通り、教室に鍵をかけられ、閉じ込められてしまった。
ありすが教室の扉を叩いている中、楓は、諦めた様子で床に座っていた。
「…ありすが、居眠りしてたから」
楓がありすに聞こえない様に、ひそかに言った言葉をありすは聞き逃さなかった。
「何で私のせいになるの!?答えは、楓が、寝ていた私を起こさなかったからよ!」
それって、結局、自分が悪いって事になるんじゃないか?
楓は呆れたが、同じく、ありすも自分に呆れていた。
何言ってんのよ、私…。
ありすは、自分への怒りを、扉へとぶつけたが、数分すると、それが無駄だと分かり、ズルズルと、背中を擦りながら、崩れる様に床へ座った。
「…せめて、楓と二人きりじゃなければよかった…呉羽先輩とかさ」
楓は、ありすが無駄な事を嘆いている横で、扉の窓を見ていた。
そして、何かに気付いた様に「あ」と声をもらし、ありすを自分の後ろに下がらせた。
そのすぐ後に、キンと金属音がして、教室の扉が一気に後型も無く、くずれた。
扉をくずしたのは…。
「呼ばれて、飛び出て、じゃ、じゃ、じゃ、じゃーん☆」
「…呉羽先輩!?」
ありすちゃん、ご名答。
呉羽の手には、刀があった。どうやら、刀で扉を壊したらしい。
何で呉羽先輩が、そんな物騒な物を?
呉羽は、困惑するありすを見てみぬフリをしながら、口を開いた。
「紅月センセからの頼みだったんだよね☆」
そう言いながら、呉羽は、楓にそっと寄り、耳元で囁いた。
「あとは、学園を出るまで、ありすちゃんを、護衛する事だけだね★」
呉羽の言葉を聞き、楓は、勢いよく立ち上がった。
「…分かってるよ。呉羽先輩」
楓の態度でますます訳が分からなくなったありすは、頭に?マークが浮かんでいた。
「おい、行くぞ」
ありすは、二人が言っている事が分からないまま、楓に手を引っ張られ、もう粉々になっている教室の扉を跨いだ。
ありすと楓は予言通り、教室に鍵をかけられ、閉じ込められてしまった。
ありすが教室の扉を叩いている中、楓は、諦めた様子で床に座っていた。
「…ありすが、居眠りしてたから」
楓がありすに聞こえない様に、ひそかに言った言葉をありすは聞き逃さなかった。
「何で私のせいになるの!?答えは、楓が、寝ていた私を起こさなかったからよ!」
それって、結局、自分が悪いって事になるんじゃないか?
楓は呆れたが、同じく、ありすも自分に呆れていた。
何言ってんのよ、私…。
ありすは、自分への怒りを、扉へとぶつけたが、数分すると、それが無駄だと分かり、ズルズルと、背中を擦りながら、崩れる様に床へ座った。
「…せめて、楓と二人きりじゃなければよかった…呉羽先輩とかさ」
楓は、ありすが無駄な事を嘆いている横で、扉の窓を見ていた。
そして、何かに気付いた様に「あ」と声をもらし、ありすを自分の後ろに下がらせた。
そのすぐ後に、キンと金属音がして、教室の扉が一気に後型も無く、くずれた。
扉をくずしたのは…。
「呼ばれて、飛び出て、じゃ、じゃ、じゃ、じゃーん☆」
「…呉羽先輩!?」
ありすちゃん、ご名答。
呉羽の手には、刀があった。どうやら、刀で扉を壊したらしい。
何で呉羽先輩が、そんな物騒な物を?
呉羽は、困惑するありすを見てみぬフリをしながら、口を開いた。
「紅月センセからの頼みだったんだよね☆」
そう言いながら、呉羽は、楓にそっと寄り、耳元で囁いた。
「あとは、学園を出るまで、ありすちゃんを、護衛する事だけだね★」
呉羽の言葉を聞き、楓は、勢いよく立ち上がった。
「…分かってるよ。呉羽先輩」
楓の態度でますます訳が分からなくなったありすは、頭に?マークが浮かんでいた。
「おい、行くぞ」
ありすは、二人が言っている事が分からないまま、楓に手を引っ張られ、もう粉々になっている教室の扉を跨いだ。
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