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2010-04-06 15:40 | カテゴリ:小説(オリジナル)
ジャンル:小説・文学 テーマ:自作連載小説
「痛い…」

楓は時計が当たった位置を擦りながら、ありすと共に登校していた。

時計を投げたのは悪いと思ってるわよ。

そう言おうとしたが、元はと言えば、楓が悪いわけだし。と理由付けして、口から出かかった言葉をありすは飲みんだ。

「お、女の子の部屋に無断で入った楓が馬鹿なの!自業自得よ!」

その言葉と同時に、ありすは右肩、楓は左肩を、ぽんと叩かれた。

「楓くんを許してあげてよ、ありすちゃん☆」

肩を叩いたのは、ピンクの髪の毛で、身長が小学生くらいしか無い、やけに可愛い気のある少年だった。

少年の名前は【呉羽】

こんな可愛い外見をしていても、いつもありすの事を気にかけてくれる頼れる先輩である。

「呉羽先輩…立ち聞きしてたんですか…?」

手に冷や汗をかきながら、問うありすに、いやいや~、と呉羽はピンクの髪に指に絡めながら言葉を発した。

「歩いてたら、ありすちゃんと楓くんの会話が聞こえて来て☆」

「その事を立ち聞きって言うんですよっ!!」

…恥ずかしい事を聞かれてしまった!

赤面しつつ、ありすは、立ち聞きをしていた呉羽を、怒鳴った。

すると、前から、呉羽を呼ぶ声が聞こえ、ありすと楓に「ばいばーい☆」と蔓延の笑みを浮かべながら、呉羽は、手を振り、前へ歩いて行った。

「…やっぱり」

ふと、溜め息混じりに楓が言った。

「な、何よ」

ありすがそう言って、下を向いてしまったのは、楓がありすをじっと見つめて来たから。

数秒見つめられ、沈黙した後、楓が言った言葉は皮肉にも「呉羽先輩の方が、女のお前より、数倍可愛いよな」だった。

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